調布市が4月1日、「地域・社会に貢献する消防団の活動に感謝・応援するまち宣言」を行った。
消防団は市民により構成される組織で、各自が自身の仕事に従事する中で、火災や災害の発生時には現場に出動し、消防署と連携して消防や防災、警戒活動などを行っている。同市の消防団は地域ごとに15に区分され、約300人が従事。
当日は2022年度に新しく分団長や役員に就任した人や新入団員への任命式と退団者への記念品贈呈式に併せて、宣言式を開催。同市は団員とその家族への感謝と応援の言葉を述べた。応援活動の一つとして、シネコン「イオンシネマ シアタス調布」の半券サービスとの連携も発表。市内の約200事業所で、消防団員やその家族であることを示すカードを提示すると割引などのサービスが受けられる。
同市担当者は「社会環境の変化の中、地域の防災に不可欠な活動をしている消防団の担い手の確保が難しくなっているという現状がある。この宣言や半券サービスとの連携などをきっかけに、市民の消防団への理解が進み、新入団員の増加にもつながれば」と期待を込める。