都立神代植物公園(調布市深大寺元町5、TEL 042-483-2300)の「つつじ園」に4月12日、花を一望できる「見晴らし台」が期間限定で設置された。
同園の「つつじ園」は、7800平方メートルの敷地にクルメツツジ・ヒラドツツジ・サツキなど275種類、約1万2000株が植栽されている。既に早咲きのクロフネツヅジが開花し、4月下旬には多くの品種が見頃を迎える。例年、満開になると葉が見えないほど花で埋め尽くされる。
つつじ園に見晴らし台を設置するのは今回が初めて。高さは約1メートルで、一面に咲くツツジの花を広く見渡すことができる。つつじ園のほぼ中央に位置し、360度のパノラマが楽しめる。
広報係の土方さんは「赤色や紫色など多彩なツツジが咲き誇り、見事な景色になる。春の心地よい日差しのなか、見晴らし台から、あでやかなつつじ園の全景を堪能していただければ」と話す。
SNSで見晴らし台の設置を知った写真愛好家は「とてもうれしい。これまで一角の美しさを切り取る形になっていた写真が、より広範囲の色彩を撮れそうで楽しみ」とSNSで投稿し期待を寄せる。
開園時間は9時30分~17時(入園は16時まで)。月曜休園。入園料は、一般=500円、65歳以上=250円、中学生=200円(都内在住在学の中学生は無料)、小学生以下無料。みどりの日(5月4日)は無料公開。「見晴らし台」は5月8日まで。