調布駅東口近くの炭焼き専門店「炙ゃいち(あぶりやいち)」(調布市布田1、TEL 042-444-2611)が5月16日で5周年を迎えた。
注文を受けた串に塩をふる畠山祐輔さん、「炭火焼きライブ」がスタート
店主の畠山祐輔さんは、学芸大学の「炙や89(あぶりやはく)」で修業し独立。「炙や」の名を継いで「いちからやる」との思いを込め、「炙ゃいち」と名付けた同店を開いた。
コの字カウンターのみの店内で、「目の前で串を炙るライブ感と、お客さんとのコミュニケーションを大切にしている」と畠山さん。客が注文した串を出す際に、あぶった食材について説明するという。「炭焼きに特化して、食材のおいしさや旬のストーリーを伝えるというスタイルを曲げずにやってきた。今後も自分のスタイルを変えずに、うちの良さを出していきたい」と話す。
串は、「ねぎま」(200円)、「つくね」「白レバー」(以上250円)など、「絶妙な塩加減と備長炭の炙りで素材を生かす」という鳥・豚串のほか、「レタス巻き」「九条ネギ巻き」(以上280円)などの野菜肉巻き串が売り。加えて、旬野菜の炭火焼や季節の小鉢など、四季を意識したメニューも用意する。
5月20日、5周年記念イベントとして3,000円の食べ放題を開催。店内を立食にし、焼き鳥、野菜串、野菜肉巻き串などを大皿で提供するほか、通常メニューにないオリジナルカレーを用意する。ドリンクは、1杯目は無料(600円まで)で、2杯目以降は注文時に代金を支払うキャッシュオンデリバリーで提供する。
記念のオリジナルTシャツも作成。デザインを担当したスタッフの石川さんは「店の5周年記念と分かるのは二の次にして、普段着にできるかっこいいTシャツにしたかった」と話す。3サイズ展開で、1枚3,000円で受注販売する。
畠山さんは「コロナ禍の2年は正直、苦しかった。3、4周年は何もできず、社会状況に合わせた範囲で営業はしたが、やりたいことができずメンタル的にきつかった。春にまん延防止が明けてからはファンが戻ってきてくれた。やってきたことが伝わっていたように感じられてうれしかった。これからも炙りたてのライブ感とストーリーのあるおいしさを提供し続けていきたい。5周年の節目のイベントにもぜひお越しいただければ」と話す。
営業時間は、火曜・水曜・木曜=17時~23時、金曜・土曜=12時~14時・17時~23時、日曜・祝日=12時~21時(ランチメニューは12時~14時)。月曜定休(祝日の場合、翌火曜休み)。