府中市郷土の森博物館（府中市南町6、TEL 042-368-7921）プラネタリウムは5月28日、夏番組3本の投映を始める。

「クレヨンしんちゃん」番組観覧者に進呈されるボール

　「生解説プラネタリウム『キャンプで！宇宙で！？天の川を見よう！』」は、近年人気のキャンプやグランピングなど自然の中に出かけたとき楽しめる天の川をテーマに解説する。天の川の周りに見える星座や天体、伝説や神話を紹介。南半球のオーストラリアや高緯度のスウェーデンでの見え方の違いも紹介し、観覧者は双眼鏡を持参すると、模擬天体観測を楽しむこともできる。さらに地球を飛び出して、宇宙から天の川を見ることで正体に迫る。解説員の上野さんは「天の川観察のポイントも紹介するので、星がよく見える所に出かけたら実際に眺めてほしい。すてきな夏の思い出を作っていただけたら」と話す。

　「今夜の星空解説」と組み合わせて投映する映像番組「クレヨンしんちゃん 宇宙からの来訪者」は、しんのすけとかすかべ防衛隊の仲間たちが「きれいなおねえさん」に出会い、ＵＦＯに乗って宇宙へ行く冒険物語。太陽系やハビタブルゾーン（生命居住可能領域）、系外惑星などについて学べる。監督は劇場版「クレヨンしんちゃん 超時空！嵐を呼ぶオラの花嫁」のしぎのあきらさん。観覧者に番組特製やわらかボールを進呈する（誤飲・窒息防止のため3歳以上対象、無くなり次第終了）。

　「今夜の星空と『キッツと仲間たちのスーパームーンアドベンチャー』」には、知的生物に進化した遠い未来の猫が登場。宇宙ゴミの掃除をしたり、月を探検したりする。アポロ計画や未来の月面基地の物語。

　各番組の投映時間は同館ホームページで確認できる。月曜休館（月曜が祝日の場合は翌日、8月15日は開館）。観覧料は、大人＝600円、中学生以下＝300円、4歳未満無料。博物館入館料が別途必要。夏番組の投映は8月28日まで。