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府中・「海の日」に海の写真でピアノコンサート 子どもとイタリア旅行気分に

「ピアノの貴公子」とも評されるアルベルト・ピッツォさん

「ピアノの貴公子」とも評されるアルベルト・ピッツォさん

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 「海の日」の7月18日、イタリアの海辺の写真をステージに映しながらピアノを演奏するコンサートが府中の森芸術劇場ふるさとホール(府中市浅間町1)で開催される。タイトルは「ピアノで誘うイタリアALBERTO PIZZO(アルベルト・ピッツォ)コンサートシリーズ第2弾 海の日きらきらコンサート『こどもといっしょに音楽と写真で旅するイタリア』」。

舞台に映すジョヴァンニ・ピリヤルヴさんの「サルデーニャ島の海」写真 ©Giovanni Piliarvu

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 アルベルトさんはイタリア・ナポリ出身のピアニストで作曲家。「クラシックのナポリ奏法にジャズや映画音楽の色彩が加わり、甘美な音色と卓越した技術を併せ持つ」という実力派。ヤマハヨーロッパにより「今最も注目すべき世界のピアニスト」5人に選ばれ、「AMORE」などCDをリリース。今年ソロ40周年を迎えた増田惠子さん(元ピンクレディー)の記念アルバムに「こもれびの椅子」を作曲して提供。府中市在住。

 コンサートでは、イタリアのサルデーニャ島出身の写真家でサルデーニャ大使(日本在住)のジョヴァンニ・ピリヤルヴさんが撮影した、イタリアの海辺の風景写真を舞台スクリーンに映し出す。美しいイタリアの風景にあわせて歌曲や映画音楽を披露するほか、子どもにも親しみやすい海にちなんだ曲も織り交ぜて演奏する。

 ゲストにミラノ出身ギタリストのラファエル・シニアさんと、府中市在住ソプラノ歌手の角南有紀さんを迎え、アルベルトさんの演奏に花を添える。ラファエルさんはフィル・コリンズなど有名アーティストとも共演。角南さんは東京芸術大学大学院修士課程独唱科修了後、奨学生としてイタリアに渡りナポリ国立音楽院修了。10年間、イタリアでオペラやコンサートに出演し、2018(平成30)年帰国。

 ホワイエではフィレンツェ出身のフランチェスコ・アレーナさんが、自作の絵画を展示しながらイタリアについて紹介するミニレクチャーを開く。フランチェスコさんはフィレンツェ大学でイギリスとフランスの語学や文学を習得し、フィレンツェ美術学校で絵画を学んだ。現在は「チェッリーニイタリア語・文化学校」(国立市東1)の代表で、イタリア文化会館のイタリア語講師も務める画家。

 アルベルトさんは「海辺の街ナポリで育った私にとって海は大切な存在で、私の楽曲に大きな影響を及ぼしているし、これからも及ぼし続けるだろう。美しくて大切な海を音楽でたたえることは、きっと子どもたちの輝く未来を尊重することにつながっていく。そんな思いを込めたコンサートを老若男女問わず、たくさんの方々に聴いていただけたら」と話す。

 14時開演。料金は、大人=2,000 円、小学生以下=500円(4歳以上入場可)。チケットは、Musica Neve、府中の森芸術劇場、イープラスで扱う。

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