調布駅近くの活うなぎ専門店「うな菊」(調布市小島町2、TEL 042-487-6614)が現在、7月23日の「土用の丑(うし)の日」を前に最繁忙期を迎えている。
卸先の縁で44年前、調布に活うなぎ専門店「うな菊」を開店した藤田敏夫さん。当時は出前が多かったが、核家族化が進み外食が増えてきた時代背景を踏まえ、席数を増やせる面積の広い現在の場所に移転した。
同店が提供するうなぎは浜名湖産のみを使い、気候などを見て毎朝仕入れ数を変更する。仕込みは朝5時に開始。生きたまま仕入れたウナギを厨房でさばき、創業当時からの秘伝のタレに浸して店内で焼く。浜名湖産ウナギは焼く前には倍の大きさがあり、焼いて凝縮することで弾力のいい食感が味わえるのが特徴。米は新潟新発田産コシヒカリを使う。
席数は14席。店内メニューは肝吸い・新香付きで、「うな重・梅」(1,700円)、「うな重・竹」(2,100円)、「うな重・松」(2,500円)、「うな重・上」(3,000円)、「うな重・特上」(4,100円)、「肝焼き」(1本250円)、テイクアウトでは蒲焼き1,600円からで、うな重も可能。
藤田さんは「地元・浜名湖産のおいしいうなぎをぜひ食べてほしい。ウナギは個体によって調理方法が変わってくるので毎日が勉強。うなぎは毎年5月末から9月にかけてがピーク。コロナ禍でウナギの餌代や光熱費が高騰、さらに今年はシラスが少なく、ウナギの価格が高騰しているが、地元の人をはじめ口コミで遠方からの来店も多く、毎日昼ごろにはご飯がなくなり食事提供を終了してしまう」と話す。
営業時間10時~18時。ご飯が無くなり次第、食事提供は終了。