秋バラの見頃を迎える「都立神代植物公園」(調布市深大寺元町5、TEL 042-483-2300)で10月4日、3年ぶりの「秋のバラフェスタ」が始まる。
同園の「ばら園」はシンメトリックに設計された沈床庭園で、2009年に世界バラ会連合優秀庭園賞を受賞している。都内最大規模1.6ヘクタールの敷地で約300品種5000余本の秋バラを栽培し、貴重な品種も多い。同園の名を冠した「クイーン・オブ・神代」は気品ある深紅のバラで、2009(平成21)年度日本バラコンクール金賞に輝き、2012(平成24)年、品種登録された。
バラの花は朝に香りが強くなるので、来園者が楽しめるよう通常より早い8時に開園する(期間中の土曜・日曜)。
ばら園と大温室周辺では期間中、無料の体験型フィールドアプリ「TOKYO PARKS PLAY」を利用できる。ミッションを通じて「探す、集める、考える、知る、遊ぶ」の体験をゲーム感覚で楽しめる。
ばら園テラスの「バラのカフェテラス」では8日~30日、ドリンクや軽食を提供。バラにちなんだ小物や苗木を販売する「ロゼマルシェ」は、ばら園周辺で毎日営業する。
植物会館1階展示室では、バラのディスプレーやアレンジメントを展示する「秋のバラ展」を開催。屋外特設展示場では、ミニバラの盆栽や盆景を展示する「秋のミニバラ盆栽展」を開く。いずれも12日~16日。「日本ばら会 秋の本部バラ展」は屋外特設展示場で14日~16日に行う。
広報係の土方さんは「秋バラは花形が整い色も美しいので、3年ぶりの『秋のバラフェスタ』を楽しんでいただきたい」と話す。
開園時間は9時30分~17時(入園は16時まで)。月曜休園(祝日の場合は翌日)。入園料は、一般=500円、65歳以上=250円、中学生=200円(都内在住在学の中学生は無料)、小学生以下無料。今月30日まで。