仙川商店街にある洋風居酒屋「燻製(くんせい)のおはなし」(調布市仙川町1、TEL 03-5969-9111)が9月17日、卵かけご飯専門店「吉祥寺TKGたまごのおはなし」とコラボレーションし、卵かけご飯を中心としたメニューに刷新した。
「燻製のおはなし×吉祥寺TKGたまごのおはなし」代表の土山俊郎さん(右)とスタッフ
自家製燻製料理を中心としたメニューを提供する洋風居酒屋として、2018(平成30)年に創業した同店。5種類のスモークチップを使い、肉類やチーズのほか、調味料などもスモークしたメニューを開発し、着実にリピーターを増やしていたが、コロナ禍が直撃。ランチを中心とした業態への変更を模索してきたが、同店のリニューアルに先駆け、今年2月、姉妹店として吉祥寺に卵かけご飯専門店「TKGたまごのおはなし」をオープンした。
卵かけご飯は子どもから高齢者までなじみがあるが、種類も多く見た目や味も異なる鶏卵の食べ比べをする機会が少ないことに土山俊郎社長が着目。養鶏についてリサーチする中で「ハコニワファーム」(栃木県真岡市)と出合い、卵かけご飯専門店の開店を決めた。ハコニワファームでは、残留農薬のない独自の配合飼料で純国産鶏を平飼いし、以前には直営の飲食店も経営していたことから、希少な鶏卵の仕入れだけでなくメニューのアドバイスなどの協力も得て、吉祥寺店をオープンした。
仙川店では洋風居酒屋としての営業再開を視野に、姉妹店とのコラボレーションという形で、卵かけご飯を中心としたメニューに刷新。鶏卵はハコニワファームの「箱庭たまご茜(あかね)」のほか、スーパーではあまり取り扱いがないという鶏卵など常時7種類程度を用意。約20種類のトッピングを用意して、季節によって内容を変え、「何度訪れても新たな味の卵かけご飯が楽しめる店」を目指す。
メニューは、茜たまご2個とトッピング食べ放題の「茜の極上たまごかけ御膳」(2,000円)や、卵食べ放題の「極上たまごかけご飯堪能御膳」(1,500円)、シンプルな「極上たまごかけごはん」(700円)などを用意し、白身をメレンゲにするサービスも。開店以来人気の「鶏もも唐揚げ」(500円)をサイドメニューとして用意し、グループ会社がメニュー開発した「タコライス」なども取りそろえる。
土山さんは「食を楽しみ、食を通じてハッピーになってもらえることを常に考えている。家庭では食べる機会の少ない鶏卵の味や、新しい食べ方などを楽しんでいただけたら」と話す。
営業時間は11時30分~16時、17時~21時。