調布市が12月1日、「返礼付きふるさと納税」の受け付けを始めた。
調布市が開始する「ふるさと納税」返礼品の1つ、京王電鉄が提供する「鉄道ダイヤ作成教室」
同制度における返礼競争が全国的に激化するなか、同市は返礼がない寄付は受け付けていたが、返礼導入には慎重な姿勢を見せていた。同市は導入に当たり、総務省が定める地場産品基準に基づき、物品だけでなく、市内飲食店の食事券や回数券、寄付者自身で作ったり育てたりする体験型の返礼を提供できる事業者を募った。12月1日現在、飲食店食事券や鉄道ダイヤ作成教室など16事業者34品目の出品があり、「ふるさとチョイス」で申し込むことができる。
担当する同市行政経営部企画経営課の長井彰吾さんは「調布市近隣の住民や市内在勤、在学者など日常的に調布で買い物やサービスを受けている人などにも利用していただければ。今後、品目を増やしていきたい」と話す。
調布市民は調布市へふるさと納税を通じた寄付をした場合、税控除の対象にはなるが、返礼は受け取ることができない。