洋菓子とクラフトビールを提供するビアホール「Kaiser Chick(カイザーチック)」(調布市飛田給1、TEL 042-444-7839)が1月11日、飛田給駅近くのスタジアム通りにオープンした。
「Kaiser Chick」の平良巧さん 「パティスリーウルソン」の焼き菓子が並ぶ一角で
1993(平成5)年に創業し、府中市と武蔵野市に店を構える洋菓子店「パティスリーウルソン」の姉妹店となる同店。平良巧さんと妻の祐里さ夫婦が店を切り盛りする。平良さんは幼い頃から洋菓子店を営む両親の姿を見て菓子作りや料理に興味を持ち、製菓学校に通い基礎を学ぶ。その後、ケーキ店やカフェで働き、ドイツ旅行をきっかけにビールの奥深さに魅了され、自分でも造ってみたいと福岡にあるビール工場で醸造のノウハウを習得。同じ製菓学校で知り合った祐里さんと念願だったカフェとビールの店を開いた。自分で造ったビールも食事に合わせて提供したいと、ブルワリーの併設を今年の夏ごろに予定する。
店舗面積は約15坪で、カウンター5席とテーブル席24席を用意。ヨーロッパのビアホールをイメージし、天井は高く、長テーブルを並べた開放的な店内は、全体的に「重すぎずカジュアルな内装」に仕上げた。店内の一角には「パティスリーウルソン」の焼き菓子や、常時約15種類の洋菓子が並んだショーケースを設置し、テイクアウトも可能。
ディナーメニューは、平良さんがドイツで食べたカツレツの味をアレンジした「ポークシュニッツェル」(1,150円)、「チキンシュニッツェル」(1,250円)、「塩漬け豚とザゥワークラウトとじゃがいものピューレ」(1,300円)、フランス産コンテチーズを使った「キッシュフロマージュ」(500円)のほか、ランチメニューは、「カレーランチ」(950円)、焼きソーセージ入りの「サンドイッチランチ」(850円)、「スコッチエッグランチ」(900円)などを提供。
アルコールは、国内で厳選した生クラフトビール「小」(265ミリリットル=650円~)、「大」(480ミリリットル=1,100円~)を8タップのビールサーバーで提供するほか、国内産のスパークリングワインやワインなども取りそろえる。
カフェドリンクは、自家焙煎(ばいせん)コーヒーの店「かもがわカフェ」(京都市上京区)から仕入れたオリジナル深いりブレンドの「カイザーチックブレンド」(500円)や「紅茶」(450円)、「福島のおいしいリンゴジュース」(600円)などを用意する。
平良さんは「食事に合うクラフトビールはもちろん、カカオを使ったビールなどケーキに合うビールもあるので、いろいろなビールを自由に合わせて楽しんでほしい。自分の造ったビールと、それに合う食事を店で提供していけたら」と意気込む。
営業時間は11時30分~21時(ランチは15時まで)。火曜定休。