調布と府中の寺社が節分の2月3日、3年ぶりに俳優や力士などのゲストが参加して年男年女とともに「豆まき式」を行う。
深大寺(深大寺元町5)は現在、節分限定の「福豆」「護符・福豆」「護符・福枡・福豆」を授与している。節分会(せつぶんえ)の護摩祈願では、豆大師(元三大師=がんざんだいし)の姿を印(しる)した特別護摩札を授ける。
豆まき式は、住職の張堂興昭(ちょうどうこうしょう)さんが仏事指導したNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」から、源頼朝の弟・源範頼(のりより)を演じた迫田孝也さんと13人のうちの一人である安達盛長(もりなが)役の野添義弘さんが全回に参加する。さらに、昨年9月の大相撲秋場所で幕内最年長優勝を果たした玉鷲関、お寺仏像研究家でタレントのみほとけさんらも参加。時間は11時・13時・15時、ゲストの参加回はホームページで確認できる。
同寺では、源範頼の子で出家後に深大寺の僧侶になった範円(はんえん)と源昭(げんしょう)の位牌を新たに造立した。節分当日、2人の父・範頼を演じた迫田さんと、祖父・盛長を演じた野添さんが同席して非公開で開眼供養を行う。
布多天神社(調布ヶ丘1)は現在、「福豆」を500円、「福枡(福豆付き)」を1,500円で事前頒布している。節分当日は、それぞれに神札と福引が付き「福豆」が800円、「福枡(福豆付き)」が1,500円の初穂料になる。豆まき式は12時・14時・16時に、奉賛会会員の年男年女が神楽殿で行う。例年、境内で行っていた甘酒の振る舞いはない。
大國魂神社(おおくにたまじんじゃ=府中市宮町3)は現在、「一陽来復御神札」を700円で、「福枡(一陽来復御神札・福豆・御神・御供物)」を2,500円で頒布している。
豆まき式には、俳優の内藤秀一郎さん、中山忍さん、武蔵国府中大使のコーラスグループ・純烈、府中出身の棋士・中倉彰子さんと宏美さんなどが参加する。スポーツ界からは日本相撲協会の高安関、府中アスレティックFC、読売ジャイアンツ女子チームなどな参加し、地元のマスコットキャラクターも登場する。時間は11時20分・14時20分・16時20分・18時20分。ゲストの参加回はホームページで確認できる。