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調布・神代植物公園のショクダイオオコンニャク、葉と同時に開花 世界2例目

さまざまな部分の形状変化や温度をこまめに計測して、貴重なデータを記録する

さまざまな部分の形状変化や温度をこまめに計測して、貴重なデータを記録する

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 都立神代植物公園(調布市深大寺元町5、TEL 042-483-2300)のショクダイオオコンニャクが12月19日、開花した。葉と同時に花が咲くのは世界で2例目。

松井映樹園長の右側が今回の「葉と同時に咲いた花」。左側が「通常の葉」

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 大きな花序と強い異臭から「世界最大級の花」とも「世界一臭い花」ともいわれる同植物は、インドネシア・スマトラ島原産サトイモ科コンニャク属の絶滅危惧種。国内での開花は25例目。そのうち同園で6例(うち1例は小石川植物園から預かり展示中の株)。

 同園ではショクダイオオコンニャクを4鉢栽培しており、今回開花したのは2021年6月に咲いたもの。4度目の花を咲かせた芋を植え替えて、葉が大きく成長し栄養を蓄えた。休眠を経た今年10月3日、さらに植え替え作業を行った。このときすでに発芽していたものから11月21日、スタッフが葉を確認した。同時に芽の脇が膨らんでおり、翌22日に花の一部も確認した。

 花序は、「付属体」と呼ばれる長い棒状の器官とそれを取り囲む「仏炎苞」(ぶつえんほう)からなる。全体の姿がロウソクを立てる燭台(しょくだい)のように見えることが名前の由来。

 19日12時から仏炎苞がゆっくり開き、漏斗状になった17時過ぎから臭気が漂い始めた。ほぼ満開の取材時(20時30分)、花序の高さは148センチメートル、仏炎苞の開き幅は58センチメートル。前回の高さ249センチメートル、幅108センチメートルより小さいのは、葉と同時に成長したためと思われる。広報の土方千鶴さんは「通常の開花と違い過去例を参考にできず、どのように成長するか心配だった。無事に咲いてくれて良かった」と話す。夜間に強い異臭を放ち、翌朝から臭いが徐々に減る。仏炎苞が開いているのは2日間ほどで、数日後に花序が倒れる。

 12月20日・21日の開門時間は8時30分。通常の開園時間は9時30分~17時(入園は16時まで)。入園料は、一般=500円、65歳以上=250円、中学生=200円(都内在住在学の中学生は無料)、小学生以下無料。

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