鳥取県産大山鶏を使った焼き鳥や鶏料理などを提供する「炭火焼鳥 茂（しげ）の」（調布市国領町7、TEL 042-444-0588）が3月3日、多摩川住宅近くの染地通り沿いにオープンした。

「炭火焼鳥　茂の」店主の茂野聡さん

　新潟県出身の店主・茂野聡さんは、調理師の専門学校に通うため高校卒業後に上京。いつかは自分の店を持ちたいと、柴崎にある焼き鳥店「鳥清」で約25年間働き、昨年8月に独立のため退職。上京してから長年住み慣れた調布市内で、条件に合う物件に出合い念願の店を開いた。

　同店の焼き鳥は、鳥取県産の大山鶏を串打ちし、甘みのある沖縄県産の焼塩や独自の自家製タレを使って土佐備長木炭で焼き上げる。大山鶏を使った鶏料理も提供し、「鶏煮込み」は、焼き鳥の仕込みで出た鶏の端材や手羽先、大きめの豆腐をじっくり煮込んで仕上げる。

　店舗面積は約18坪で、木目調の温かみのある店内は、カウンター4席とテーブル16席を用意。店の奥には座敷12席を用意し、個室にもできる。

　看板メニューの焼き鳥は、「ねぎま」「正肉」「レバー」「ぼんじり」「せせり」「トマトベーコン巻」（以上220円）、「つくね」（260円）、「しいたけ」（250円）、「五本盛り合わせ」（950円）など、塩・タレから選べ、1本から注文できる。そのほか、「鶏煮込み」（400円）、「チキン南蛮」（650円）などの鶏料理や「エイのレバ刺し」（880円）、「霜降り馬刺し」（1,380円）などの一品料理、「やきとり丼」（720円）、「親子丼」（650円）や近隣のパン店のパンを使った「チキンカツサンド」（700円）などの食事も用意する。

　ドリンクメニューは、茂野さんの地元・妙高市の地酒「君の井　普通酒」（小とっくり＝500円）、「越乃酔鬼（辛口）」（同＝600）などの銘柄のほか、セレクトした地酒を取りそろえる。そのほかにビール・ハイボール・ホッピー・サワー・焼酎・ソフトドリンクなど幅広く用意。

　茂野さんは「オープンしてまだ間もないが、お越しいただいた近所のお客さんから『この辺りは飲食店が少なく、近くにできてありがたい』と声を頂き、うれしい。仕事帰りやファミリーにも、地域に親しまれる店になれれば」と話す。

　営業時間は17時～22時（土曜・日曜・祝日は15時～）。月曜定休。