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西調布にホルモン新店「うたげ」 4種の辛さを鉄板や鍋で提供

鉄板のもつ焼肉、土鍋で提供するもつ鍋、煮込みや自家製キムチなど「うたげ」自慢の料理

鉄板のもつ焼肉、土鍋で提供するもつ鍋、煮込みや自家製キムチなど「うたげ」自慢の料理

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 埼玉県美里町の人気店「ホルモン市松」からのれん分けした激辛ホルモン「うたげ」(調布市上石原2)が3月21日、西調布の品川通り沿いにオープンした。

激辛ホルモン「うたげ」店主の内田眞彦さん(中央)とスタッフ

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 店主の内田眞彦さんは美里町の出身で、祖父母が地元で居酒屋を営業。10年ほど前に祖父が亡くなると、居酒屋を閉めた祖母が店で人気だったホルモンの小売りを始めた。その「市松のホルモン」は、同町のふるさと納税返礼品として採用され、スーパーや直売所で販売されるなど、地元民にはなじみ深い味だという。祖母のホルモンをもっと広めたいとの思いから、内田さんは勤めていた飲食事業会社を辞め、30年以上地元で愛されてきた味を受け継いで東京での出店を決めた。

 調布の落ち着いた雰囲気と住民の温かさが気に入り、品川通り沿いにあった「和菜屋よし」跡に出店。カウンターとテーブルを合わせ46席を用意する。店内は、デザインの仕事を手がけていた内田さんのこだわりで、フラワーアートを壁に飾るなどホルモン店らしからぬ内装に仕上げた。QRコードを使って注文や会計もスマートにできるようにし、一般的なホルモン店のイメージを変え、老若男女が集う店を目指す。

 国産豚のホルモンを中心に鉄板や鍋で料理を提供。祖母から受け継いだたれはオリジナルで「甘口・ちょい辛・中辛・辛口」の4種類から選べる。「甘口は辛くないので子どもも食べられる。辛口は結構辛めなので激辛好きの方に、汗をかきながら辛さを楽しんでほしい」と内田さん。

 メニューは、鉄板プレートで提供する「国産豚もつ焼」(700円)、土鍋で提供する「国産豚もつ鍋」(850円)、「自慢のもつ煮」「豚軟骨の田舎煮」(以上650円)、開発に苦労したという自家製の「キムチ盛り合わせ」(550円)など。

 ドリンクは、ビールやレモンサワー、焼酎、赤ワインなどを取りそろえる。オリジナルの「自家製ジンジャーエール」(550円)は、ショウガをたっぷりすりおろした「自信作」で、「自家製ジンシャーサワー」「自家製ジンジャーハイボール」(以上570円)としても提供。

 内田さんは「モクモクと煙らない店内で自慢のもつを召し上がっていただきたい。会社帰りのおひとりさまやSNSで知って来る若者、ファミリーの普段使いなど、いろいろな客層が混在する新しいホルモン店になれれば。『うたげ』の名に込めたわいわいと楽しい店にして、地元に愛されて溶け込んでいきたい」と話す。

 営業時間は11時30分~23時。月曜定休(営業時間、定休日は変動する場合あり)。持ち帰り用ホルモンも販売開始予定。

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