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調布・味スタに都立体育施設初のパラスポーツセンター誕生

4月2日の「車いすバスケットボール体験会」の様子(施設提供)

4月2日の「車いすバスケットボール体験会」の様子(施設提供)

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 「東京都パラスポーツトレーニングセンター」が3月21日、味の素スタジアム(調布市西町)内にオープンした。

4月2日の「車いすバスケットボール体験会」の様子(施設提供)

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 同施設はパラスポーツの競技力向上を目指す都立初の拠点で、障がいのある人もない人もパラスポーツに親しむことができる。

 地下1階・地上1階で、延べ床面積は約6195平方メートル。体育室・トレーニング室・多目的室・集会室などを備えている。トレーニング室では器具の間隔を空けて配置し、障がいのある人も移動しやすくなっている。トレーニング器具も工夫し、シート部分を動かすと車いすのまま利用できるなどのユニバーサルデザインを施す。

 練習できる競技は、バドミントン・ボッチャ・ブラインドフットボール・ゴールボール・パワーリフティング・シッティングバレーボール・卓球・バレーボール・車いすバスケットボール・車いすフェンシング・車いすラグビーなど。

 トレーニング室を個人で使う場合は予約不要で、初回に受付で登録証発行手続きを行う。障害者手帳等を提示すると本人と付き添い者(1人)の利用料が無料になる。体育室等を団体で使う場合は団体登録をして、予約申し込みをする。団体の構成員の半数以上が障がい者の場合、スポーツ利用の料金が免除される(当面の間)。

 4月2日にオープニングイベントとして「車いすバスケットボール体験会」や、プロ車いすバスケットボール選手の香西宏昭さんを招いた「トークイベント」が行われた。今後も、さまざまなパラスポーツの教室や体験会を開いていく予定。

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