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調布市が「楽器寄附ふるさと納税」 都内初の試み

調布市提供

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 調布市が7月1日、「楽器寄附ふるさと納税」の受け付けを始めた。

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 多くの学校で、部活動などで使う楽器の老朽化や慢性的な不足が問題となっていることから全国に広がりつつある同制度。2018(平成30)年に三重県いなべ市で始まり、4月現在、全国19自治体が実施している。

 使われなくなった「休眠楽器」を寄付してもらい、楽器の査定価格分が同市へのふるさと納税となる仕組み。寄付された休眠楽器は中学校の部活動や音楽の授業で活用される。通常のふるさと納税制度とは異なり、「返礼品」と呼ばれるものはなく、生徒たちからの感謝の手紙や演奏会への招待状などが届く。

 同市教育委員会の担当者は「楽器寄附ふるさと納税は、寄付者の方に感謝状を送付したり、演奏会へ招待したりすることを通じて、子どもたちの情操教育にもつながる。家庭などで使われなくなった楽器があれば寄付をお願いしたい」と話す。

 寄付の方法は、専用ウェブサイトから査定を申込み、事業者が楽器の一時査定と現物査定を行い寄付が成立する。募集期間は2024年3月31日まで。

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