本場中国の麺点師が作るテイクアウト中心の点心専門店「景林点心舗」(調布市仙川町3、TEL 03-6279-6966)が4月25日、調布市仙川駅近くの仙川商店街にオープンした。
点心専門店「景林点心舗」店主の林子強さん(右)とスタッフ テイクアウトカウンターにて
横浜中華街で料理人の見習いを始め、30年以上にわたり飲食業に携わる中国出身の林子強さんが手がける同店。2006(平成18)年に中華料理店「大珍飯店」(八王子市)を開業して独立し、飲茶(ヤムチャ)や居酒屋など事業を拡大してきたが、年々料理人の確保が難しくなってきたことを実感。信頼できる料理人が仕込む料理を各店で最終調理し提供するスタイルにするため、2年前、八王子にセントラルキッチンを設けた。今年3月には40種類以上のメニューを取りそろえる「香港飲茶 景林」(八王子市)も開業し、その姉妹店として同店を開いた。
仙川の街には点心を提供する店が少なく学生も多いことから、手軽に食べられるテイクアウト中心の点心に絞り、10種類程度のメニューを用意。本場中国の麺点師資格を持つ料理人が考案したオリジナルレシピのメニューをセントラルキッチンで手作りし、同店内で最後の仕上げをして提供する。看板商品は今回新たに開発した「焼き小籠包」(4個、600円)で、多めの油で焼き上げることで「底はカリカリ、中は熱々」に仕上げ、「中の企業秘密の自家製スープが自慢」と林さん。
店舗面積は約8坪で、イートインのカウンター10席も用意。メニューはほかに、「肉まん」(300円)、「肉焼売(シューマイ)」(6個、580円)、「チャーシューまん」(3個、300円)、「ごま団子」(5個、500円)などを取りそろえ、ビールやコーラなどのドリンクも用意する。
林さんは「商店街は学生が多いので、若い方々が食べやすいメニューを中心に用意している。今後、点心以外の中華料理も取りそろえる店に拡大できれば」と話す。
営業時間は11時~21時。