見る・遊ぶ

府中市郷土の森博物館で「あじさいまつり」 園内再開で天文イベントも

北アメリカ原産のアナベルは「アナベルの小径」でも見られる(過去の様子)

北アメリカ原産のアナベルは「アナベルの小径」でも見られる(過去の様子)

  • 17

  •  

 改修工事による停電のため全館休館していた府中市郷土の森博物館(府中市南町6、TEL 042-368-7921)が6月1日、園内部分の利用を再開し、「市制施行70周年記念 郷土の森あじさいまつり」を開催する。

旧島田家住宅とアジサイ(過去の様子)

[広告]

 東京ドーム3個分(13.7ヘクタール)の敷地には約1万株30種類のアジサイがあり、各所で徐々に咲き始めている。間もなく青色やピンク色に色付き、例年6月中旬から下旬に見頃を迎える。今年は「アナベルの丘」に800株を追加。広報の柏さんは「白色や薄いピンク色のアナベルが一面に広がる様子を見ていただけたら」と話す。「市内から移築復元した大正時代の町役場や江戸時代のかやぶき屋根の農家などが点在しているので、当館ならではの風情あるアジサイを楽しんでほしい」とも。期間中、「博物館スタッフが選ぶ あじさいフォトコンテスト」を行う。応募は、公式ホームページの専用フォームからの送信と、写真データのCD郵送・持参で受け付ける。「あじさいまつり俳句」は園内設置の投句箱に入れる。

 さまざまな色や形のアジサイ約100品種の鉢植えを展示する「アジサイ展」も本館前で開催(咲き終わるまで)。茶室「梅欅庵(ばいきょあん)」では期間限定の特別呈茶を提供し、ふるさと体験館ではアジサイにちなんだ工作教室を開く。さらに、園内各所で猿回しやあめ細工・べっこうあめなどの職人技を披露したり、武蔵国府太鼓の演奏を行ったりする。7月7日まで。

 展示室やプラネタリウムのある本館は工事を継続中で、7月20日に再開予定。それまで、天文イベント「おいでよ 宇宙わくわくイベントベース」を園内で行う。「星砂で星座を作ろう!」「星空観望会」は事前申込制。「星座ぬりえをしよう!」「スタッフトーク 光学式プラネタリウム100周年と府中」は当日先着順。「ミニプラネタリウム 今夜の星空案内と夏番組予告編」は各回の整理券を当日配布する。「ボランティアによる太陽観望会」は開催日の12時~14時、晴れていれば特別な方法で安全に観察できように案内する。7月15日まで。

 開館時間は9時~17時(最終入館は16時)。7月14日まで月曜休館、15日開館、16日~19日休館、20日全館再開。入館料は、大人=300円、中学生以下=150円、3歳以下無料。催し内容等はホームページやSNSで確認できる。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース