「第10回府中流鏑馬(やぶさめ)」が6月16日、大國魂(おおくにたま)神社(府中市宮町3)参道で開催される。
同行事は昭和初期に府中市内で開催されていた古式弓馬術の流鏑馬を復活させ、同市の歴史と伝統を府中流鏑馬実行委員会が継承したもの。今年は新たに馬上での演武も企画した。
居合抜刀武術演武(10時~11時)を行った後、開会式を挟んで馬上演武(11時15分~)を披露する。流鏑馬(12時45分~)は予選と決勝を行い、射手が馬に乗り走りながら弓を引き鏑矢(かぶらや)で2つの的を射て、その正確性を競う。
実行委員の髙橋さんは「流鏑馬は平安時代から日本に伝わる伝統武術で、天下太平や五穀豊穣(ほうじょう)、万民息災、病気平癒を祈念する意味がある。この機会に流鏑馬の迫力を間近で感じていただければ」と話す。
当日は、大國魂神社に隣接する府中ふるさと歴史館北側で「四半的(しはんまと)弓道試技」(10時~12時30分)と、けやき並木通りで「はたらくくるまショー」(10時~15時)も開催する。
小雨決行、荒天中止。