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狛江の地酒専門店「籠屋」、駅直結・小田急マルシェ狛江に出店 角打ち併設

「籠屋マルシェ狛江店」のタップ

「籠屋マルシェ狛江店」のタップ

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 地酒やクラフトビールを中心とした老舗の地酒専門店「籠屋秋元商店」(狛江市駒井町3、TEL 03-3480-8931)直営の「籠屋マルシェ狛江店」(狛江市元和泉1)が6月27日、小田急線狛江駅直結の商業施設「小田急マルシェ狛江」にオープンした。

「籠屋マルシェ狛江店」店長の山崎毅志さん(左)、酒販部部長の横山太一さん(右)とスタッフの皆さん それぞれ好みの酒を持って

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 1902(明治35)年に創業し、日本酒や焼酎などの地酒を中心に、全国各地の蔵元を巡り、それぞれの味、歴史、造り手の思いなどを直接確かめ仕入れる酒販店として営業を続ける同店。2017(平成29)年には、狛江市初のクラフトビール醸造所「籠屋ブルワリー」とレストラン「籠屋たすく」を本店に併設した。長年、飲食店への販売がメインだったが、個々の酒の魅力、伝統、各地の文化などを多くの人に伝えたいと、2021年12月に下高井戸、2022年2月に仙川に、酒販店の支店を開いた。

 小田急線狛江駅周辺では、駅・商業施設・市道を一体とした大規模リニューアル工事が行われている。駅直結の商業施設「小田急マルシェ狛江」は約1年間休業し、開業以来初の大幅リニューアルを実施。施設の第1期オープンの、地域に根差した一店として籠屋が出店依頼を受け、同店を開いた。

 本店に取りそろえる酒の中から、日本酒約200種類、焼酎約100種類、クラフトビール約50種類、ジン、果実酒、ワインなど、造り手を訪れ直接仕入れている酒を中心に取りそろえる。伊豆諸島で造られ東京都もブランド化に注力している「東京島酒」のコーナーも設け、芋と麦をブレンドするなど個性的な焼酎を取りそろえる。

 店舗面積は約18坪で、店内と店頭に有料の試飲スペースも併設し「角打ち」としても営業。たる酒をつぐためのタップは15本を用意。同社オリジナルのクラフトビール5種類とその他のクラフトビール5種類のほか、日本酒や焼酎に加え、窒素ガスを注入したアイスコーヒー「ナイトロコーヒー」のタップも用意する。酒に合うおつまみなども用意し、今後、レストラン「籠屋たすく」の総菜の提供も予定。

 酒販部長の横山太一さんは「若手が頑張っている酒蔵など、紹介したい酒はまだあるので、ラインアップは入れ替えていきたい。酒を通して、この周辺が活気ある幸せな雰囲気の地域になれば」と話す。

 営業時間は11時~21時。

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