調布の神代団地内にある古本と雑貨「手紙舎」＆ごはん屋「ヒバリ」（調布市西つつじヶ丘 4、　TEL 042-426-4383）で5月26日から、陶芸作家・小谷田潤さんの個展「陶器は奏でる」が開催される。

　小谷田さんは1978（昭和53）年生まれ。2002年に信楽窯業技術試験場大物ろくろ科を修了し2003年に常滑市立陶芸研究所を修了した後、2004年、八王子市に「ムササビ窯」を築窯し活動している。

　同展では、シンプルで使いやすい普段使いの器を中心に新作を加えた作品を展示・販売する。使いやすい定番ものをはじめ、フェルト作家とコラボレーションしたオリジナルのカフェオレボウル、花器、土鍋などを販売。ごはん屋「ヒバリ」では、同展のために用意した特別メニューも提供する。

　書籍・雑誌・ウェブなどの編集を行う「手紙社」が経営する同店。ある雑誌の取材をきっかけに小谷田さんの作品と出会ったという。同社のわたなべようこさんは「スタッフのみんなが大好きな作品で、店でも小谷田さんの器を使っている。今回の個展では店用に作ってもらったオリジナルの器なども販売する予定」と話す。「『奏でる』という言葉にはさまざまな意味がある。陶器の楽器で『音を奏でる』、長く使い続けることで『時を奏でる』、生活に彩りを添えてくれる器は『暮らしを奏でる』…そんな意味を込めて、このテーマに決めた」とも。

　最終日の5月30日は予約制のライブを予定。小谷田さんが制作した楽器を参加者が一緒に演奏する曲目も用意する。

　同展期間中の営業時間は11時45分～19時（30日は15時まで）。ライブの開場は18時30分～20時。参加費は3,000円（要1ドリンクオーダー）。予約はメール（otegami@tegamisha.com）または電話で受け付けている。5月30日まで。