
デフリンピックにチャレンジするアスリートの短編映画「みんなのデフリンピック」が4月12日、ルミエール府中市民会館(府中市府中町2、TEL 042-361-4111)で上映される。
デフリンピックは、耳の聞こえない聞こえにくい聾(ろう)者による国際総合スポーツ競技大会。1924(大正13)年にパリで「第1回国際ろう者スポーツ競技大会」として始まり、オリンピックのようにおよそ4年ごとに夏季大会と冬季大会が行われてきた。
今年11月15日~26日、都内各地(一部競技は静岡県・福島県)で「第25回夏季デフリンピック競技大会東京2025」が開かれる。日本で開催するのは初めてで、デフリンピック100周年を記念する大会。府中市立総合体育館でレスリング(フリースタイル・グレコローマン)、武蔵野の森総合スポーツプラザでバドミントンの競技が行われる。
映画は、聞こえない高校生がデフリンピックという夢の舞台に向かって挑戦する姿を追ったドキュメンタリー。全日本ろうあ連盟スポーツ委員会が「多くの人たちにデフスポーツを知ってもらい、聞こえない・聞こえにくい子どもデフアスリートの夢や希望を応援してほしい」と制作した。
当日は、デフリンピックの紹介などをしてから映画を上映し、その後、日本レスリング協会の高橋都己さんを招き、デフレスリング競技の種目やルールの講演も行う。同館館長は「映画を見たり、デフレスリングを学んだりして、みんなでデフリンピックを盛り上げよう」と来館を呼びかける。
開催時間は14時~。入場無料。予約は同館の電話かメールで受け付ける。