
品川通りなど調布市内各所で現在、サルスベリの花が見頃を迎えている。
秋にかけて、白色、桃色、紅色、紫紅色などの花をつける開花期の長い落葉樹「サルスベリ」
1963(昭和38)年に調布市が品川道(現品川通り)沿いの街路樹として植樹したサルスベリは、1974(昭和49)年4月1日に調布市の「市の花」に制定された。「市の花」を決定するための応募では526票中155票を獲得。138票のハナミズキと101票のウメを抑え、同時に「市の木」に決定した「クスノキ」と共に調布市のシンボルとなっている。
サルスベリは7月から秋にかけて、白色、桃色、紅色、紫紅色などの花をつける開花期の長い落葉樹で、紅葉の美しさでも知られる。サルスベリの名は「樹皮が剥がれやすく滑らかなのでサルも滑り落ちる」ことに由来。赤い花が長く咲き続けることからヒャクジツコウ(百日紅)とも呼ばれる。
品川通り沿いでは、調布駅近くから国領駅近くまでと、つつじヶ丘駅近くの神代団地付近で街路樹として植えられ、調布駅や西調布駅北口などでもサルスベリが見頃を迎えた。神代植物公園の「さるすべり・ざくろ園」では、サルスベリの大木を鑑賞することができる。