
クラフトビールパブ「TEGAMISHA BREWERY(テガミシャブルワリー)」(調布市下石原2、TEL 042-444-0660)が10月18日、開業5周年を記念したコラボレーション企画を始める。
「TEGAMISHA BREWERY」のスタッフで醸造家の小野雄祐さん 13タップが並ぶ店内で
イベントの企画・運営やカフェなどを展開する「手紙社」が手がける国産クラフトビールの店として、2020年6月にオープンした同店。毎日13種類程度のビールを用意し、2023年には併設した醸造所で自家醸造も始めた。当初は開業と同時に自家醸造を始める予定だったが、コロナ禍の影響で延期を余儀なくされた。現在は製造体制が整い、醸造担当者も増え、生産も安定した。醸造責任者の藤野武郎さんは「ようやく当初の構想通りの営業ができている」と話す。
店内は英国リバプールの伝統的なパブをイメージし、ビートルズのジャケットなどを飾り、木のぬくもりを生かした落ち着いた雰囲気が特徴。ビールに合う料理やスイーツも取りそろえ、常連客も多く来店している。
5周年を迎え、より多くの客にビールを楽しんでもらいたいと、これまで不定期に行っていたコラボ企画をシリーズ化して実施することにした。同社が企画するイベントに出店する飲食店や市内の飲食店が、週末を中心に週替わりで料理を提供する。
初回となる18日には、手作りハム・ソーセージの店「成城城田工房」(世田谷区)が出店。同社のイベントで知られるソーセージ「うずまきちゃん」とビールの組み合わせを用意する。25日~27日は、同社社員が推奨する居酒屋「日本酒のまっさん」(国領町)が、おつまみと日本酒をそろえる。今後もゲストを招き、多彩なコラボレーションを予定する。
藤野さんは「普段とは異なる料理とビールの組み合わせを楽しんでほしい。地元とのつながりを深め、より地域に根ざした店にできれば」と話す。
営業時間は、月曜~金曜=16時~22時、土曜・祝日=12時~22時、日曜=12時~21時。火曜定休(祝日の場合は営業、翌日振替休業)。