調布市せんがわ劇場(調布市仙川町1、TEL 03-3300-0611)は現在、「第2回せんがわ劇場演劇コンクール」の参加者と市民審査員を募集している。
演劇・舞踊・身体表現など舞台を使った芸術活動をしている劇団やグループを支援するために昨年度から企画された同コンクール。今年度は応募対象地域を前回の同市限定から近隣の市や区に拡大した。9月に書類選考を行い、合格した8団体が来年2月の本選で作品を上演し競い合う。
今年度の課題は、「『FC東京』~FC東京のある“まち”~」。同市をホームタウンとするJ1リーグのプロサッカーチームFC東京をテーマに、街に暮らす人、選手、スタッフ、地域、ファンなどさまざまな視点でとらえた作品を募集する。スポーツとそれを取り巻く人々の結び付きやそこから生まれるさまざまな思いをチームとファンやサポーター、地域に暮らす人々の関係性を描きながら、悲喜劇、人情劇などを自由に創り上げ30分の舞台作品にまとめる。
審査では、同劇場芸術監督のペーター・ゲスナーさんなど5人の演劇専門家が選ぶグランプリと公募で選ばれた市民審査員15人の投票によるオーディエンス賞を決定する。今回はFC東京からも特別審査員が参加し、「FC東京賞」も選ぶ予定。
同劇場担当者は「前回のテーマであった『水木しげる作品』と同じように、FC東京は市民の誇り。わがまちのサッカーチームとまちの人々を舞台化し、奮って応募してほしい」と話す。
作品応募の締め切りは9月22日。市民審査員は18歳以上の同市在住・在勤・在学者で、9月30日までに応募。コンクール開催日は来年2月12日・13日。問い合わせは同劇場まで。