JAXA調布航空宇宙センター(調布市深大寺東町7)で9月23日、「空の日・宇宙の日イベント」が開かれ、絵画コンクールの表彰式と模型飛行機の工作教室が行われた。
同センターでは9月12日の「宇宙の日」と20日の「空の日」にちなみ、毎年「空の日・宇宙の日イベント」を開催し絵画コンクールを実施している。今年は、1910年に徳川好敏大尉と日野熊蔵大尉が代々木練兵場(現・都立代々木公園)で日本初の動力機による公開飛行を実施してからちょうど100年目にあたる。「航空100年記念」の今年の絵画テーマは「100年後こんな飛行機のりたいな」だった。応募作品177点から選ばれた最優秀賞は大城貴文さん(小学4年)の「風で飛ぶ飛行機」ほか優秀賞3点、入賞6点。
大阪から応募した濵田脩成さん(小学4年)は、飛行機の機体に備えられたクリーニング店からひもが伸びてたくさんの洗濯物がたなびく「クリーニングジェット」で入賞した。「小学生になる前から飛行機が大好きで、長崎のおばあちゃんの家に遊びに行く時よく乗る。この作品は、飛行機に洗濯物を付けたら一瞬で乾くだろうと想像しながら描いた。入賞できてとてもうれしい」と喜びを表した。
各賞表彰と記念品贈呈の後、「飛行機の飛ぶ仕組み」について話をしてから工作教室が開かれた。三鷹市から参加した小学1年の男児は、模型飛行機の垂直尾翼を指さしながら「ここを作るのが難しい。でも面白い」と工作に一生懸命だった。完成後に作った飛行機をみんなで飛ばすと、会場は子どもたちの歓声に包まれた。