神代植物公園、「秋のバラフェスタ」で早朝開園-香りの講演会も

関東で唯一「世界バラ会連合優秀庭園賞」を受賞しているバラ園。左右対称の整形式沈床庭園。

関東で唯一「世界バラ会連合優秀庭園賞」を受賞しているバラ園。左右対称の整形式沈床庭園。

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 都立神代植物公園(調布市深大寺元町5、TEL 042-483-2300)で10月9日から、「秋のバラフェスタ」が開催される。

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 同園のバラ園は、2009年度世界バラ会議で「世界バラ会連合優秀庭園賞」を受賞した整形式沈床庭園。敷地面積1.6ヘクタールと都内最大規模で、1961(昭和36)年の開園時から栽培されている老大株や原種バラを含め409品種約5,200株のバラが栽培されている。

 バラの花の香りが一番濃くなるのは早朝のため来園者にその香りを楽しんでもらおうと、今年からフェスタ期間中の土曜・日曜・祝日に通常より早い朝8時に開園する。同日は夜間の営業時間も19時まで延長し(入園は18時まで)バラ園のライトアップを行う。

 16日13時からはエッセイストでポプリ研究家の熊井明子さんの講演会「人生を楽しくする薔薇の香り~シェイクスピア劇の薔薇からポプリ、アロマテラピーまで~」を開催。シェイクスピア劇で使われるバラとポプリのことやアロマテラピーについてトークを展開し、参加者にバラのエッセンシャルオイルを加えたラベンダーを進呈する。定員50人。30分前から先着で受け付ける。

 9日・16日・23日の8時~9時は、バラ研究家の岩浪孝さんと一緒にバラや香りについて話を聞きながら散策する「バラ園モーニングツアー」を行う。定員は各回20人で(事前の電話受け付けのみ)。

 園内では10日・17日・24日(14時~、17時~)にテラスでジャズ演奏などを行う「バラ園コンサート」が開催され、9日~31日にドリンクや軽食を提供する「バラのカフェテラス」と、バラにちなんだ小物を販売する「ロゼマルシェ」が営業を行う(いずれも雨天中止)。

 同園担当者は「朝のバラの甘い香りや、明るい日差しの中で咲く美しい姿、そしてライトアップされたムード満点のバラ園の様子など、さまざまなシーンで秋バラを楽しんでほしい」と話す。

 開園時間は9時30分~17時(入園は16時まで)。イベント期間中は無休。入園料は、一般=500円、65歳以上=250円、中学生=200円(都内在住在学の中学生は無料)、小学生以下無料。今月24日まで。

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