調布の仙川商店街に11月22日、和食店「簓(ささら)」(調布市仙川町1、TEL 03-3307-7033)がオープンした。
日本料理店で10年の経験を積み、野菜ソムリエでもある笹本将行さんが独自ルートで銚子や伊豆などの漁港から仕入れる旬の魚をメーンに、千葉県産の肉や地元の野菜など産地が明確な食材を使った料理を提供する同店。「産直だからできる」という低価格での提供を実現させ、「カジュアルな和食」をコンセプトに従来の和食店の敷居の高さを取り払い、若者の和食回帰も目指している。
店舗面積は約25坪で、カウンター席13席、テーブル席22席。店名は日本料理で使用する竹製の洗浄器具の「簓」と同商店街の通称「ハーモニータウンせんがわ」にちなみ、富山県の民俗楽器でハモの骨切りに似た音を出す「簓」をかけて引用した。
メニューは鶏がらや豚骨で取った出汁に総州三元豚とネギだけを使ったしゃぶしゃぶ料理にさっぱりとした自家製のトマトポン酢を添えて提供する「ダシしゃぶ」(2人前1,280円)のほか、銚子港直送のイワシやマダイなど旬の魚料理(580円~)、「総州三元豚白王のオープン焼き」(780円)、「クリームチーズの味噌漬け」(480円)、「すっぽんスープのコンソメ蒸し」(780円)、「総州古白鶏 肝レア」(580円)、「こだわり旬野菜の生野菜盛り」(780円)などを季節に合わせて用意していく。今後はランチ営業も行うという。
笹本さんは「地のものを食べることが何よりもの健康と考え、食事をしたお客さまが健康になるように、なるべく近郊から安心安全な食材を仕入れ、どれだけ自分が作れるかチャレンジしていきたい」と意欲をみせる。
営業時間は17時~22時。水曜定休。