アンサンブル公演に向け市民が子ども用クッション製作-せんがわ劇場

「調布市せんがわ劇場アンサンブル公演『星の王子さま』」の公演に向け、子ども用クッションを作成する様子

「調布市せんがわ劇場アンサンブル公演『星の王子さま』」の公演に向け、子ども用クッションを作成する様子

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 調布市せんがわ劇場(調布市仙川町1)で現在、「第10回 調布市せんがわ劇場アンサンブル公演 親と子のクリスマス・メルヘン『星の王子さま』」の公演に向け、市民ボランティアが子ども用のクッションを手作りする活動が行われている。

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 同公演はキャストやスタッフが市民主体のボランティア約50人のメンバーで構成された「アンサンブル」が主催する10本目の記念公演。3歳以上の子どもが入場可能な「マザーズシアター」3公演を設けていることから、同メンバーの大野晶子さんが「劇場にささやかな自分たちの足跡を残そう」と呼びかけ、衣装スタッフや裁縫が得意なスタッフ約10人で「クッションつくり隊」を結成した。

 製作するクッションは小さい子どもが観劇しやすいように劇場シートを座高に合わせてかさ増しする5センチと10センチの高さの2種類。メンバーは劇場に端切れやミシンを持ち寄り、11月から週1回のペースで作業を行い、24個のクッション製作を目指す。「予算が限られた中で企画書からデザインまで熱意ある20~60代のスタッフができることを持ち寄り、教え合って楽しんで作っている。公共の劇場だからこそできるサービスで小さいお子さんにも楽しんでもらえれば」と大野さん。

 同劇場の堀心美さんは「オープンして3年目を迎え、新しいサービスを試行錯誤している。市民のボランティア無しでは育たない劇場なので、ぜひ多くの市民の方が活躍の場として芸術活動に参加してこれからも盛り上げてほしい」と話す。

 公演は12月15日~23日(20日は休演)。チケットは、前売り=大人2,000円、市民割引1,800円(市内在住・在学・在勤)、子ども(高校生以下)1,000円、当日券=各500円増し。15日はプレビュー公演で、大人=1,000円、子ども=500円。「マザーズシアター」(要子ども料金)は18日=11時~、21日=13時~。

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