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調布FM、停電中も非常用電源で放送-NPOもネットで情報配信

停電中も非常用機器室に移動して、京王線の運休情報や計画停電情報を細かく発信してする多摩地域のコミュニティーFM「調布FM」放送の様子

停電中も非常用機器室に移動して、京王線の運休情報や計画停電情報を細かく発信してする多摩地域のコミュニティーFM「調布FM」放送の様子

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 多摩地域のコミュニティーFM「調布FM」(83.8MHz、調布市小島町2)は3月11日の東日本地震発生時以降、非常用電源を利用して放送を続けている。

 FM放送局は市町村単位で地域に密着した情報を提供するため1992年に制度化され、1995年に発生した阪神淡路大震災では緊急時の情報ツールとして活用された実績を持つ。同局は「市民参加型の地域情報受発信基地として機能するラジオステーション」をコンセプトに、地域に密着した情報を1998年から発信している。

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 11日の東日本大震災発生時、同市は震度5弱を観測。同放送局が入る調布市文化会館たづくりの建物の壁が落ちるなどの被害もある中、すぐに通常の番組から緊急放送に切り替え、地震発生の状況や冷静な行動を呼びかけた。「ただいま、大きな地震があった模様。調布FMが入っている文化会館たづくりも大きく揺れています」「火を直ちに消してください」「冷静に行動してください」「電話が通じにくくなっています」など、混乱する市民に向けて放送を続けた。その後は停電中も同館13階の非常用機器室に移動して、京王線の運休情報や計画停電情報を細かく発信している。

 だが、同市内では計画停電情報が混在する中、市民から不満の声も多く、同市内のNPO法人が運営する地域情報サイト「ちょうふどっとこむ」(小島町2)には問い合わせが多数寄せられた。同NPOは同局からの情報を得て、ツイッターや提携するブログサイト「たまりば」(新宿区)に開設する「ちょうふどっとこむ事務局ブログ」で情報配信を始めた。アクセス数は震災前の時点で1日30ほどだったが、16日には約8,500まで伸びている。

 同NPOの大前勝巳理事長は「地元にエフエム局があることを非常時には大変ありがたく思う。このような時にこそ、地域メディアの存在価値が試されている」と話す。

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