調布市立石原小学校(調布市富士見町1)で3月に種まきを行った「宇宙カボチャ2世」が4月中旬に芽を出し、成長し始めた。
同校では、宇宙飛行士の山崎直子さんとスペースシャトルディスカバリー号で宇宙へ行ったカボチャの子孫「ディスカぼちゃん」栽培に応募し、送られてきた3粒の種を校内の畑にまいて育てている。同カボチャの元になった品種は「松戸白」という和カボチャで、山崎さんの出身地である千葉県松戸市が53年ぶりに復活させたもの。
種まきを手伝った「畑づくりボランティアの会」の植戸弘さんによると、「カボチャの種類のせいなのか、発芽時期の夜間の気温が低かったせいなのか、発芽が遅れてとても心配した」という。現在は10センチくらいに成長した。
内藤幸子副校長は「ボランティアの皆さんの協力により無事に発芽して安心した。今後このカボチャは5年生の児童が世話をしていく予定」と話す。
同畑では5月17日、宮崎宏之教諭率いる児童8人が6年生を代表してヒョウタンの苗の植え付けも行った。このヒョウタンは収穫後に卒業記念品に加工され、6年生全員に渡される。1組の川俣光くんは「元気に育って、たくさんの実を付けてほしい。大きくて形のいいヒョウタンができたらうれしい」と期待を寄せる。