調布・神代植物公園で「バラの名前」募集-開園50周年記念で

神代植物公園で名前公募中のバラ

神代植物公園で名前公募中のバラ

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 都立神代植物公園(調布市深大寺元町5、TEL 042-483-2300)は現在、開園50周年記念として新品種のバラの名前を募集している。

バラの名前募集の応募用紙を手に取る観光客(関連画像)

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 同園は1961(昭和36)年10月20日に都内唯一の植物公園として開園し、48万6536平方メートルの敷地にサクラ、ウメ、バラ、ツツジなど約4,800種類、10万本・株の樹木を栽培している。1984(昭和59)年には大温室が完成し、珍しい熱帯植物や熱帯スイレンなども育てている。今年10月に50周年を迎える。

 同園の多くの植物の中でもバラの人気は特に高く、開園時からある老大株や原種バラコレクションなど409品種約5200株をそろえたバラ園を目当てに訪れる人が多い。バラ園は左右対称に設計された整形式沈床庭園で、第15回世界バラ会議バンクーバー大会で関東で唯一の「世界バラ会連合優秀庭園賞」を受賞した。

 今回名前を募集しているバラは、2009年度の日本バラ新品種コンクール(JRC)に出品され、金賞を受賞した花。四季咲きの大輪で、赤い花びらが美しい。同園担当者は「『神代植物公園』にちなんだ名前を考えてほしい」と話す。

 神奈川県から足を運んだ夫婦は「募集を知ってやってきた。自宅でバラを何種類も育てるほど好きだから、自分の考えた名前が付いたらうれしい」「バラは女性の名前をモチーフにしたものが多いから、神の代の女性の名前をヒントにして考えようと思う」と2人で相談していた。娘が同園近くに住んでいるという女性は「何日も通って、バラの色や形をじっくり見たり香りを嗅いだりして、ゆっくりバラ園を楽しんでいる。名前もいろいろ考えて毎日応募し、もう10通くらい書いた」と話す。

 応募は、園内に設置された応募用紙1枚名前1案を記入して投票箱に入れるか、持ち帰って郵便かファクスで送る。締め切りは6月30日。発表は10月ごろを予定。

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