調布・桐朋小で三多摩学童保育フォーラム-指導員や保護者621人が集う

小島慶子さんの講演に真剣に耳を傾ける400人の参加者

小島慶子さんの講演に真剣に耳を傾ける400人の参加者

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 桐朋小学校(調布市若葉町1)で6月26日、「第23回三多摩学童保育フォーラム」が開催された。多摩のみならず都内各地から保護者や指導員のほか各自治体の職員など過去最高の621人が集い、学童保育のこれからについて考える都内最大規模の学習会となった。

「民営学童クロストーク」分科会では、民営学童運営者の熱い思いが語られた(関連画像)

 同フォーラムは、毎年1回、三多摩学童保育連絡協議会に加盟する各地の団体が自治体などと協力して巡回実施する研究集会。23回目を迎える今年は「調布市学童保育連絡協議会(調布学童連協)」が幹事役となって開催された。

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 基調講演では、待機児解消の目的で創設された東京都独自の民営学童補助制度「都型学童クラブ」の動きに注目。単に量の拡大だけでなく、保育の質や施設の充実のほか、指導員の待遇や雇用条件の改善を担保した公的支援の重要性が強調された。

 午前中の全体講演では、TBSラジオ「キラ☆キラ」のパーソナリティーとして活躍中の小島慶子さんが、約400人の聴衆の前で「キャリア」と「子育て」をテーマに講演。不安障害を乗り越えて仕事と育児のバランスを取る自分らしい生き方にたどり着いた経験などを披露した。会場からは「苦悩の末、仕事を続けることを選んだのはなぜか」「学童クラブに望むことは何か」などの質問もあり、仕事への誇りや、それを支える夫との二人三脚、教師や学童クラブ指導員との積極的な関わりの重要性などを語り、多くの共感を得た。

 午後に実施された13の分科会には、学童保育の一日がわかる「すごろく」や手づくり工作、集団遊びなど子どもと一緒に参加できるプログラムのほか、指導員のステップアップ、障害児保育、元祖イクメン、地域コミュニティーと災害対策など、学童保育に対する多種多様なアプローチが見られた。中でも、基調講演の主張から、学童保育の設置基準や公設民営学童の現状と課題、児童館・学童保育の社会的責任について考える分科会など、運営方法をテーマした分科会が多く組まれ、各10人~30人が参加して活発な意見・情報交換が行われた。

 あいさつに駆け付けた長友貴樹調布市長は「調布市では学童保育について、少し無理をしてでも待機児を出さないようにしている。これからも市の主導で取り組んでいきたい。学童クラブは保育に欠ける児童が楽しく安全に過ごせる場所であると同時に、集団生活を学んだり、調布ならではの豊かな自然に触れたりすることなどの教育的視点も欠かさないようにしたい」と語った。

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