調布市立石原小学校(調布市富士見町1)で栽培中の「宇宙カボチャ2世」が成長し、10日ほど前から花を咲かせ始めた。
同カボチャは、山崎直子宇宙飛行士とスペースシャトルディスカバリー号で宇宙へ行ったカボチャの子孫で「ディスカぼちゃん」と呼ばれる。今年3月に種をまき、5年生の児童と「畑づくりボランティアの会」メンバーが協力しながら育てている。この日は、カボチャの実が汚れたり虫に食われたりするのを防ぐ稲わらを敷いた。
ボランティアの植戸弘さんは「一般のカボチャより発芽が遅くて心配したが、無事に花が咲いてよかった。受粉されていれば、開花から1カ月ほどで実が大きくなるはず。どんなカボチャが実るか、子どもたちと一緒に楽しみにしたい」と期待を寄せる。
同カボチャは「松戸白」という和カボチャで、山崎さんの出身地である千葉県松戸市が53年ぶりに復活させたもの。表皮が白色になるのが特徴だという。