調布市市民プラザあくろす(調布市国領2)で3月18日、「えんがわフェスタ2012~人はつながりながら生きていく~」が開催される。宮城県石巻市の第3セクター「街づくりまんぼう」の西條允敏(まさとし)さんが、現在の石巻の様子と復興支援活動で生まれた調布との絆、全国との絆について講演する。
同フェスタは調布市市民活動支援センターが主催するボランティア・市民活動啓発のイベント。昨年は3月13日に「無縁社会を壊す」をテーマに行い、震災直後にもかかわらず100人以上が参加した。
同イベントではそのほか「NPO・ボランティア」「ツイッター」「マンション入居者」「行政・企業・市民の連携」など、「つながり」をテーマに分科会を行う。会場には、高校生が東日本大震災について調査・作成したパネルや資料も展示する。
「行政・企業・市民の連携」の分科会では、「復興支援から考える調布の明日のつながり」として、被災地ボランティア派遣や避難所運営に携わった担当者が事例発表を行い、今後の継続的な支援のための連携のあり方などについてディスカッションを行う。「NPO・ボランティア」の分科会では、日頃の活動をもっと地域の人に知ってもらえるよう、参加団体の「1分CM」を制作し、同センターなどで上映する予定。
同センター運営委員長の日比生さんは「東日本大震災から1年。あらためて家族や身近な『つながり』を見直し、築き直す動きが日本のあちらこちらで見られる。昨年3月13日に開催した時にも、人の『つながり』がいかに求められているかを痛感した。今回のフェスタでは分科会、全体会とテーマを変え『つながり』を発信する。日本の復興と、つながることの大切さを感じてもらえるようなイベントなので、ぜひ会場に足を運んでもらえれば」と話す。
開催時間は10時~17時。詳しくはホームページで確認できる。