調布の市民団体「やあやあネットワーク」が企画・運営を行う「調布市・木島平村姉妹都市交流事業『親子de木島平の冬遊び』」の参加者募集が、1月20日から始まった。
同事業は、調布市から同団体が企画・運営の全面委託を受けるかたちで行われる協働事業。調布市在住の親子約10組を同市の姉妹都市長野県木島平村へ案内し、市民と村民の交流を深めるのが目的。
同市は施設の老朽化などを理由に、管理する保養施設木島平山荘を2010年度までに廃止することを予定しているが、姉妹都市としての交流拡充を目的にこれまで年間20万円だった予算を今年度から100万円に引き上げて事業数を増やし、そのひとつとして同事業を行う。
木島平村のスキー場は、調布市内の中学校が移動教室に利用するなど調布市民にとっては他のスキー場よりも比較的なじみ深いが、この企画では「あえて」スキーは行わない。調布市文化振興課の平原さんは「市民の方に企画してもらう上で、スキーは個人旅行でも行くことができるので、個人ではできない内容にしてもらった」と話す。
昨年2月に行われた同企画では、和紙の原料となる「こうぞ」を使ったスキー作りや雪原の宝探しなどを行った。今年はスノーキャンドル作りや、かまくらに似たスノーマウントなどの体験メニューを予定している。同団体の臼田代表は「冬の雪原を駆け回るなど、調布では体験できないことを、ぜひ親子で一緒に楽しんでほしい」と話す。
参加費は、大人=10,000円、子ども=7,000円。定員30人(多数の場合は抽選)。対象は小学生