「2012アースディin調布」が5月12日、調布市役所前広場と調布市文化会館たづくり8階映像シアター(調布市小島町2)で開催される。
実行委員会に集まった運営メンバー。「昨年は雨でしたが、今年はきっと晴れます!」と意気込む
アースディは「4月22日を、環境問題を考える『地球の日』にしよう」との呼び掛けで1970年に始まったイベント。誰もが自由に「地球環境を守る意思表示」ができ、世界中に広まった。調布では、野川と地下水を守る活動をしている人たちが中心となって始まり、今回で25回目。
今年は、世界初の環境サミットがリオデジャネイロで開催されてちょうど20年目。12歳の少女、セヴァン・スズキさんの伝説のスピーチ「どうやって直すのかわからないものを、壊し続けるのはもうやめてください」という言葉にちなんで、テーマを「地球のなおし方」とした。
12日は、今や母となったセヴァンさんと環境問題に取り組む日本やフランスの人々を追ったドキュメンタリー映画「セヴァンの地球のなおし方」を上映。観賞後は、セヴァンさんと親交のある国分寺の「カフェスロー」代表・吉岡淳さんを迎え、環境や未来のこどもたちのことを考える「東京にしがわ大学」との連携授業を開く。
市役所前広場には、イベントの趣旨に賛同した団体や個人が活動発表のためのブースを出店。アーティストはステージで演奏、パフォーマンスなどを披露できる。すでに毎年人気のフォークバンド「MIX」や中南米のフォルクローレ「ケサーチャ・アギーボ」が出演するほか、「ガマの油売り」「南京玉すだれ」などの日本の大道芸が披露されることが決定している。グループや個人でフリーマーケットへの出店も可能。
実行委員の天野洋嗣さんは「7年前から運営に携わっているが、年々来場者が増えてにぎやかに開催している。東日本大震災での原発の事故以来、環境問題はさらにシビアになった。地域の連携を深めるためにも、新しく調布で地域活動をはじめた人たちと一緒にこのイベントを盛り上げるように働きかけていきたい」と話す。「少しでも興味を持つ個人や団体があったら、今からでも出店や出演ができるので、ぜひ連絡してほしい」とも。
開催時間は10時~16時。入場無料。映画は午前と午後の2回上映、入場料は1,000円。雨天中止。