調布市内で屋外ロケシーンの多くを撮影している昼の連続ドラマ「詐欺師リリ子」(テレビ東京系)が現在、放映されている。
市内に角川大映撮影所を持つ角川映画がテレビ東京とともに製作を行っていることから、同撮影所に近い市役所前の広場や調布駅前ロータリー、市内商店街などがロケ場所として使われている。港のシーンなどは同撮影所を使うなどロケ手法に工夫が凝らしている。
同市は1950年代には「東洋のハリウッド」と呼ばれ、映画黄金期に映像産業が活性化していた。撮影協力をした調布市も積極的に撮影の協力や広報などの支援を行っている。同市産業振興課の豊田課長は「撮影協力を行うことにより市内外に対して調布市の良さをPRするのはもちろん、ロケ支援をきっかけとして『映画のまち』の機運が高まってきてほしい」と話す。
同作品は藤村いずみさん原作の「ルート246華麗なる詐欺師・倉田梨り子(角川文庫刊)」を元に主演・雛形あきこさんが幼い子を持つ詐欺師を演じ、詐欺などの被害者に代わり仕返しをする内容。
放映は毎週月曜~金曜の11時50分~12時26分、テレビ東京系列6局ネット(テレビ北海道、テレビ愛知、テレビ大阪、テレビせとうち、TVQ九州放送)で同時放映中。