調布市グリーンホール(調布市小島町2)で6月16日、ロンドンパラリンピックのボッチャ競技の日本代表候補選手・秋元妙美さんを応援する会が開かれる。
調布市在住の秋元さんは、重度脳性まひもしくは四肢重度機能に障がいのある人のために考案された競技「ボッチャ」の最重度クラスチームのパラリンピック候補選手。個人、ペアまたは3人1組のチームで行う「ローン・ボウリング」に類似したスポーツ競技で、赤または青の皮製ボールを投げ、ジャックと呼ばれる白い的球にどれだけ近づけられるかを競う。
秋元さんは1978(昭和53)年生まれ。逆子でへその緒の絡みつきによる仮死状態で脳性まひとなった。大学3年生の時に同競技を始め、昨年のボッチャワールドカップでは日本チーム初の銀メダルを獲得。現在はCILちょうふ(障がい当事者団体)の代表も務めている。
パラリンピックは旅費や練習環境の確保などのスポンサーが付かないため、参加選手の自己負担が大きく、経済的な厳しさを知った同市市民が立ち上がり、秋元さんの出身大学「日本社会事業大学」社会福祉学部の応援団と協力して今回、「応援する会」を企画。現在、募金などの支援を呼び掛けている。
後援会は「秋元さんがパラリンピックで良い成績を収め、障がい者の希望の星となれるように、手作り応援団を立ち上げた。1人でも多くの方に参加していただき、物心両面にわたるご支援をお願いしたい」と話す。
開催時間は14時~16時。入場無料(予約不要)。