仙川駅近くでオリジナルのメディカルシューズを扱う「a pird(ア・ピエ)」(調布市仙川町1、TEL 03-6279-6823)が試作を重ねたオリジナルシューズを完成させ、8月より本格的な販売を開始した。
至誠会第二病院内の「足と靴の医療センター」(世田谷区)のセンター長で、今年3月「うさみ整形外科」を開院した医師の宇佐見則夫さんからの依頼をきっかけに6月にオープンした同店。同医院に隣接したスペースで営業している。経営は、主に整形外科領域で医療機器製造販売およびコンサルティングを行っている「アミークス・メディカル」(本社=杉並区)。店舗面積は約8.7坪。
同店で扱うのは、「足に良い・履きやすい」をテーマにオリジナルで開発した婦人靴。企画開始から半年をかけて多くの人にヒアリングを重ね、約27点を商品化した。同店の靴は全て足底板と呼ばれる治療用インソールを入れられる作りになっているのが特徴。「足底板の入る靴は普段のファッションに合わせづらいものが多い」との声に応え、色使いや季節感を重視したヒール靴も商品化した。
商品の制作を手掛けるのは、ドイツの国家資格・シューマイスターの資格を持つ靴職人の崎村正博さん。日本人の骨格データを基にして作られた木型を使い、インソールは解剖学的観点から開発された、足の骨格維持機能を備えたものを使い制作する。サイズは22センチ~25センチ。価格は3万4,650円より。
店長の斉藤さんは「『足に良い靴』を求める皆さまの要望にできる限り応えられるお店を目指したい。足圧分布がわかるフットプリントも行っているので、靴やサイズ選びの参考にしてもらえれば。紳士靴も準備しており、来年春ごろには販売開始できる予定」と話す。
営業時間は9時30分~18時(13時~14時は休み、水曜・土曜は12時30分まで)。日曜・祝日定休。