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調布各地で桜が見頃-「野川桜ライトアップ」は29日に

調布市染地の桜堤通りの140本のソメイヨシノが見頃を迎えている。染地2丁目信号付近からの桜並木の様子。

調布市染地の桜堤通りの140本のソメイヨシノが見頃を迎えている。染地2丁目信号付近からの桜並木の様子。

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 調布市内各地の桜が見頃を迎え、通行人の目を楽しませている。恒例となった「野川桜ライトアップ」も3月29日に実施されることが決まった。

昨年の「野川桜ライトアップ」の様子

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 市内に数多くある桜並木。中でも、染地の多摩川沿いの「桜堤通り」周辺は日活撮影所や市民プールがあり、多摩川の北側に平行して全長1キロメートルにわたりベンチや彫刻が設置されている桜の名所。桜堤通りの脇を府中用水が流れる緑道は、市民の散歩コースとしても親しまれている。沿道の街路樹と緑道を合わせ140本のソメイヨシノが見頃を迎えるこの時期はお花見コースの一つとしても定着。昨年3月からは「桜堤通り」から一度迂回(うかい)していた道路が「調布市都市計画道路3・4・4号線」の開通で多摩川沿いを狛江市まで通行できるようになり、同区間は歩道のバリアフリー化、電線の地中化などにより見通しも良く、狛江市側の桜並木と連続して花見が楽しめるドライブコースとしても人気を集める。

 近くにある「多摩川自然情報館」(染地3)の解説員女性は「この時期、桜堤通りから多摩川住宅前にかけて桜と同時に河川敷の新緑の柳が眺められる土手を歩かれることもおすすめ。染地小学校近くの『染地せせらぎの散歩道』の桜もおすすめなので、ぜひ花見コースに加えてほしい」と話す。また同館の男性解説員によると「多摩川の自然と桜を同時に楽しめるのが、このエリアの魅力。この時期、桜の花の蜜を吸いに来るメジロの姿もよく見られる」とも。

 「野川桜のライトアップ」は、今年で10回目。照明機材などを扱うアーク・システム(調布市富士見町4)が1本の桜をライトアップして同社員が花見をしていたことがきっかけでスタートしたが、今では、野川沿い両岸の約800メートル区間の桜に約210台のライト、電源車5台(総容量500キロワット)を使い、毎年数万人が訪れる春の人気イベントとなっている。点灯時間は18時~21時。同イベントでは前日、当日の搬入・設置・撤収のボランティアを募集している。詳しくはホームページで確認できる。

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