調布市の姉妹都市である長野県木島平村のアンテナショップ「新鮮屋」(小島町1、TEL 042-489-3610)で4月8日から、宮城県東松島市の物産が販売される。
調布市の職員が派遣職員として東松島市に出向していることから実現した同取り組み。昨年12月に開催した「調布観光フェスティバル」で、復興支援活動を行うボランティア団体「調布から!復興支援プロジェクト」が東松島の物産を販売したことがきっかけとなった。3月21日には東松島市の職員が同店を訪れ、販売品についての説明や木島平村の野菜と東松島市ののりドレッシングのコラボレシピなどについて話し合った。
同店は、2003年に調布市と姉妹都市盟約を結ぶ木島平村の直営店としてオープン。2009年には、生産者の顔が見える店として内装を中心にリニューアルし、今年で10年目を迎える。農産物、農産加工品、特産品などの販売や観光情報の提供案内を行うほか、市内のイベントなどにも積極的に参加し同村のPRを行っている。
同店で販売する東松島市の物産「初摘み新海苔焼海苔」(630円)は、宮城県の海苔品評会で毎年、優勝や準優勝に輝き、震災の直前まで6年連続で皇室に献上されたもの。「のりドレッシング」(648円)などの販売も予定し、今後は購入客からの意見も受けながら品数を増やしていく検討もしている。
同店店長の岡田さんは「震災から2年がたったが、復興にはまだまだ時間がかかる。一日も早い復興のため、日々活動されている東松島市民の方や復興ボランティアの方の活動に少しでも応援したい。これをきっかけに東松島市、調布市、木島平村がコラボしてさまざまな活動ができたら」と話す。
営業時間は10時30分~18時30分。日曜・祝日定休。