![深大寺の「なんじゃもんじゃの木」。](https://images.keizai.biz/chofu_keizai/headline/1241657181_photo.jpg)
調布の深大寺(調布市深大寺元町5)境内にある「なんじゃもんじゃの木」が現在、見ごろを迎えている。
「なんじゃもんじゃの木」はその地方に珍しい樹種や巨木の愛称で、「なんの木じゃ」がなまったという説がある。同寺の「なんじゃもんじゃの木」はモクセイ科の落葉高木である「ヒトツバタゴ」。北米に一種、東アジアに二種存在し、愛知県や岐阜県、長崎県の対馬の自生地では国の天然記念物として保護されている。
開花は4月下旬から5月上旬で、円すい状集散花序を作り多数の白色花を開く。今年の開花は例年通りで、同寺は散策する人たちや、カメラを手に撮影する人などでにぎわっている。
毎年花見に来るという60代の女性は「純白の花が満開になると迫力があり、周りの新緑とのバランスも絶妙。深大寺に存在するということも市民として自慢の一つで、『なんじゃもんじゃの木』というネーミングも親しみやすい」と話す。
5月8日には「第21回ナンジャモンジャコンサート」を開催する。同コンサートは東京消防庁音楽隊によるもので、なんじゃもんじゃの木の下で歌謡曲やクラシックを演奏する。開催時間は13時30分~と14時30分~。