調布市観光協会はこのほど、漫画家で調布市名誉市民の水木しげるさんの等身大パネルを作成し、同市役所に設置した。
同協会は昨年「観光ビジョン」を策定し、4つの観光振興基本方針を定めた。その中の一つに「自然や歴史を生かした観光を目指す」ことを目的に地域資源を活用する事業の検討を行い、水木プロダクション協力の下、同パネルが完成した。
パネルの大きさは、高さ180センチ、幅90センチで、等身大の水木さんの写真と「水木しげる先生ってどんな人?」として本名や身長、生い立ちなどが書かれている。併せて、水木さんの妻・布枝さんの著書「ゲゲゲの女房」が来春から始まるNHK朝の連続テレビ小説もPRする。
同パネルを熱心に見ていた調布市在住で30代の主婦は「調布に住み始めたばかりで手続きに来たところ、このパネルで水木先生が調布市民だと分かりうれしく思った。『ゲゲゲの鬼太郎』と言えば『調布』というイメージが全国に広がってほしい」と期待を寄せる。