狛江市観光協会（狛江市和泉本町1）が4月14日、撮影誘致と有償による支援を行う「狛江ロケーションサービス」の運用を開始した。

むいから民家園での撮影の様子

　同市は以前から公共施設などを対象に撮影支援を行っていたが、行政が主体となることで、民間企業の施設が対象にならないことや一定の制約があること、立ち会いなど施設管理者への負担などが課題となっていたことから、同観光協会がロケーションサービス会社「デイ・ナイト」（千代田区、TEL 03-5441-2100）を活用し、市内で撮影が完結するオールインワン化を目指した撮影の誘致、支援を行う組織として同サービスを立ち上げた。

　同サービスでは、民間施設や警察署などの関係機関と連携し、手続きや市内業者によるロケ弁の手配なども含めた撮影支援の窓口を一本化する。現在、同市内でドラマや映画などの撮影場所として使用可能な会社や工場、マンション、空き地などのロケ候補地やロケ弁配達事業者を募集している。

　同観光協会事務局の須藤さんは「すでに、4月から始まったドラマの撮影も行われている。撮影要望に対し、柔軟にかつフットワークの軽いサービスを提供できるよう努めていきたい。また、市民の皆さんにロケを楽しいものとして受け入れてもらえるようなプロモーション活動を続けていく」と話す。

　撮影・募集申し込みはデイ・ナイトまで。