関東でも屈指の古刹(こさつ)で観光地としても有名な調布の深大寺に、フリーWi-Fiスポットが設置された。
同地は近年、外国人観光客が急増している。さらに、近くにある「味の素スタジアム」では2019年にラグビーW杯の開会式と開幕戦が、また、隣接する「武蔵の森公園」も含めて、2020年開催予定の東京オリンピックでサッカーやバドミントン、7人制ラグビーなどの開催が予定されていることもあり、外国人の旅行先としての関心が一段と高まることを見込み、フリーWi-Fiを設置した。
2種類のフリースポットを提供。一つは24時間利用でき、回数制限もない深大寺参道エリア用(SSID:Jindaiji_Free_Wi-Fi)と、1回60分・1日4回まで(最大計4時間)利用できる深大寺周辺店舗用(SSID:Jindaiji_Free_Wi-Fi_Plus)。後者は主に店内での利用を想定し、10月1日時点で21店舗が参加する。
同フリーWi-Fiは、NTTBPの認証アプリ「Japan Connected-free Wi-Fi」に対応。一度アプリの利用登録を行えば同フリーWi-Fiに加え、「Japan Connected-free Wi-Fi」に参画している日本全国の主要空港、駅、観光施設など約13万アクセスポイント(2015年8月時点)でも手軽に利用できる。
担当する調布市観光協会の職員は「国内の来訪者はもとより、特に海外旅行者に活用いただき、深大寺の観光地としての魅力を高められれば」と話す。