狛江市中央公民館(狛江市和泉本町1)で1月24日、「初釜のつどい」が行われる。主催は狛江市国際交流協会。
同協会は同市で開催する「外国人による日本語スピーチ大会」「国際交流サロン」「狛江市民まつり」などのイベントに市内外の異国籍の人々を招き、文化体験を通じた交流の場を提供する活動を続けて20年目を迎える。
同イベントは、日本に在住・滞在する外国人および日本人を対象に、新年最初のお茶会である「初釜」を体験できる毎年恒例の行事。今回は同協会の設立20周年を記念して、若手能楽師で金春流の中村昌弘さんが能を披露する。
お茶会は普段着でも参加可能だが、気軽に和装体験ができるよう同協会が着物を用意し、着付けグループ「四季の会」が着付けを担当する。着物の数に限りがあるため、外国人を優先し先着順となる。お茶席は茶道裏千家助教授の高野宗美さんらが担当し、分かりやすい説明も行う。外国人からの人気も高いが、お茶席体験が気軽にできることから、日本人の来場者も多い。
交流パーティーでは中村さんの能をはじめ、日本舞踊やしの笛・鼓の鑑賞や体験を行いながら、国籍や性別、年齢を問わず国際交流を図っていくという。同協会の小町さんは「茶道や能、舞踊といった日本の伝統芸能を体験できる良い機会。ここまで気軽に日本文化が体験できる場は多くないと思うので国籍を問わず来場いただきたい。外国人に対するおもてなしを考える機会にもしたい」と話す。
開催時間は11時~15時。問い合わせは、狛江市役所 企画財政部政策室 協働調整担当気付 狛江市国際交流協会(TEL 03-3430-1111、内線2454)まで。