都立神代植物公園(調布市深大寺元町5、TEL 042-483-2300)の管理するバラ園が6月24日、世界バラ会議バンクーバー大会で「世界バラ会連合優秀庭園賞(WFRS Award of Garden Excellence)」を受賞した。
世界バラ会議は41カ国のバラ会が加盟する「世界バラ会連合」が3年に1度開催する世界大会で、今回は15回目。今年はカナダのバンクーバーで6月18日から24日まで、各国のバラ専門家らによって行われた。
同賞は大会に参加した各国代表の評議委員によって決定されるもので、これまでに17カ国28園が受賞している。国内では花フェスタ記念公園(岐阜県可児市)、福山市立ばら公園(広島県福山市)、靱(うつぼ)公園バラ園(大阪府大阪市)に次ぐ4番目。
今回、日本バラ会の推薦によりノミネートされた同園は、バラ園としての質の高さのみならず、世界でも類を見ないバラの老大株(ろうおおかぶ)や、中央部に噴水を配置した左右対称の整形式沈床庭園、ロサ・キネンシス・ミニマなど79種類の原種バラコレクションなどが評価された。
同園管理事務所長の伊藤慶治さんは「世界的に認められた意義は大きく、バラ園がより多くの方に満足いただけるよう維持向上に努めていきたい」と話す。
開園時間は9時30分~17時。月曜休園。入園料は、一般=500円、65歳以上=250円、中学生=200円(都内在住在学の中学生は無料)、小学生以下無料。