狛江市のあいとぴあセンター(狛江市元和泉2)で6月26日、子ども食堂に関する学習会「子ども食堂ってなんだろう」が開催される。
主宰は、今年1月24日から狛江市で活動を始めた狛江子ども食堂。「日本の貧困状況を正しく理解している人がまだまだ少ない」と代表の市川さん。さまざまな角度から現代の子どもの状況や子育ての在り方などを知り、子どもの貧困問題と子ども食堂の必要性、重要性の理解を深めるのが狙い。
学習会では、3人のゲストを招く。児童養護施設で現職の保育士である鈴木智善さんは「社会的養護」の観点から子ども食堂の必要性を伝えていく。「子ども食堂ワークショップ」では、東村山市子ども食堂代表の中村恵美さんが今までの活動経験を基に、参加者からの質問形式で理解を深めていく。狛江市の現状については、フードバンク狛江の代表田中好幸さんが、緊急食糧支援の状況について話す予定。
学習会終了後は通常の子ども食堂を営業。「○○さんちのカレー」と題し、家庭により作り方や味わいの違う数種類のカレーライスを用意する。
市川さんは「子ども食堂の役割や、なぜ今各地でこの取り組みが増えてきたのかを、さまざまな切り口から考えていきたい。今回は導入編と位置付け、今後も定期的に学習会を開催していきたい」と話す。
開催時間は、学習会=10時~11時30分、子ども食堂=12時~14時。学習会は参加無料、子ども食堂は大人500円、子ども無料。問い合わせは、kodomoshokudo.komae@gmail.comまで。