調布の深大寺(調布市深大寺元町5)境内で5月7日、「第22回 なんじゃもんじゃコンサート」が開催される。
「なんじゃもんじゃの木」は珍しい樹種や巨木の愛称で、同寺ではモクセイ科の落葉高木である「ヒトツバタゴ」のこと。今年の開花は例年より10日程遅れ、ゴールデンウイーク明けに満開となった。
同コンサートは東京都消防庁音楽隊が防災意識を高めることを目的に1989年から「なんじゃもんじゃの木」の下で開花時期に行われている。内容は歌謡曲やクラシック演奏。毎年、同寺の名物イベントとして多くの人でにぎわいをみせている。
5月8日には同市市民合唱団による合唱・フルート・アコーディオン演奏や「なんじゃもんじゃの木」夜間ライトアップコンサート、9日は「Senior Breath of Wind 和(なごみ)」によるブラスバンド演奏が行われる。
同寺担当者は「新緑の境内に真っ白な花がひときわ映える『なんじゃもんじゃの木』。花が木に積もった雪に見えることから英名は『スノーホワイト』と言われている。満開の木の下で奏でる音楽を聴きながら、風薫るひとときを過ごしてほしい」と話す。
開催時間は、「第22回 なんじゃもんじゃコンサート」=13時30分~14時30分(雨天時=深大寺小学校体育館)、同市市民合唱団=15時~16時(同=同寺本堂)、ライトアップコンサート=19時~20時(雨天中止)、「Senior Breath of Wind 和(なごみ)」=15時~16時(雨天中止)。